今回は、内向的な人向けの話をしようと思います。
テーマは「相手を否定せずに話すには、前提の違いを話し合うといい話」です。
結論の違いではなく、前提の違いを話す
先に結論から話すと、相手を否定しないで話すには、「結論の違いではなく、前提の違いを話す」といいんですね。
たとえば、「海派」と「山派」に分かれたとしましょうか。
で、この時「海がいい!」「山がいい!」っていう結論だけを話てもラチがあかないんですね。
というのも、「答え」「意見」「結論」っていうのは、「前提」があって生まれてくるモノだからです。
なので、「〇〇さんは、泳げるから海がいいんですよね。わたしは、緑に囲まれて歩けるので山がいいんですよね。」みたいに話すといいと。
「泳げるから」「緑に囲まれて歩けるから」みたいに「〇〇だから」っていう部分を話すと、「あ、この人はこういう考えがあって、そういってるのか。」となれるわけです。
つまり、あくまで「相手の意見を変えようとしないこと」が重要で、前提条件だけを話せばいいんですね。
前提の話し合いをすると同じ意見であることがある
で、こうやって「前提の話し合い」をすると、実は同じ意見であることがあるんですね。
たとえば、先ほどの例で、「泳ぎたいから海がいい」という人がいたとします。
でも、山でも「川で泳げる場所」もあったりします。
もちろんサーフィンをしたい、とかなら海じゃないとダメですが、「泳ぎたい」という理由なら「あ、じゃあ、山でもいいじゃん」と気づくパターンがあったりするわけです。
結論の話し合いの場合、「わたしとあなたはここが違う!」と確認作業をしてるだけになるんですね。
「わたしは山がいい!」「わたしは海がいい!」というのは、もう知ってるよ、ということです。
そうじゃなくて、「違うことはわかってて、『で、』どうするか?」の話をしてるので、「前提の話し合い」をすれば、歩み寄りがしやすくなるわけです。
まとめ
今回は、相手を否定しないで話すには「前提の違いを話し合うといい」話をシェアしました。
この「前提の違いの話し合い」をすれば、相手を否定せずに自分のいうことができます。
こうすれば、仮に相手が絶対に意見を曲げないタイプだったとしても、「ま、自分の意見は言ったし、あとは相手次第」と割り切りやすくなります。
自分の意見を言わないで「消化不良」を避けたい場合は、特に「前提の話し合い」が向いてるわけですね。