複数の人で自分の理想像を満たせば人間関係で悩みづらくなる話

生きやすくなるかも
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今回は、人のつながりを「線型」でみると、人間関係で悩みづらくなる話をシェアしようと思います。



人間関係で苦しむ原因

そもそも人間関係で悩む理由は「自分の理想像を1人の人に求める」のが原因なんですね。


「理想像」というのは、いわゆる「友達像」「上司像」「妻像や夫像」など、「自分が持ってる理想像」になります。

たとえば「友達とは、約束を守べきだ」 「上司は、部下の話を聞くべきだ」 「妻や夫は、家事をすべきだ」 のような一種のイメージのようなものです。


すなわち、わたしたちは「友達」「上司」などの単語を聞いたときに「〇〇な人」みたいな「自分の中の友達像」を思い浮かべるわけです。

で、実は「理想像」を持つことはなんの問題もないんですが、この「理想像を1人の人に当てはめようとする」とどうしても人間関係で悩みやすくなるんですね。



人に求めるものを限定する


今説明した、「理想像の話」を食べ物で例えるとわかりやすいと思います。

たとえば、外出していて、お昼にお腹が空いて、「うどんでも食べたいなぁ」と思ったら、うどん屋さんに行きますよね。

で、「理想像を1人に当てはめようとする」のって、うどん屋さんに行って、「なんでピザが置いてないんだ!」と怒ってる感じなんですね。

というのも、「うどん屋さん」の視点に立てば、「うどんを求めてる人のためにうどんしか用意してない」わけです。

もしかしたら料理のスキルが高く、他の料理も作れるかもしれません。今後他の料理を提供する、ことも可能かもしれません。しかし、『今、現在』はうどん屋さんを経営していて、うどんしか持ち合わせてないと。

つまり、将来は、経済的な理由や環境の変化で、提供できるモノの数が増えたり、減ったりするかもしれないけど、「今」は、提供できるモノは限りがあって、それは「うどん」なわけです。


そこに、「うどんしか提供できないうどん屋さん」に入って、うどんを食べて「ピザ」とか「カレー」の味も一気に味わいたい、といったとします。

そうなると、「うどん屋さん」からすれば、「いや、うちはうどんしかありませんよ。」としかなりませんよね。

つまり、1つのお店が得意とする「提供できるモノ」にはばらつきがあって、1つの場所で全てを満たそうとするのは難しい、ということです。



人間関係が苦手な人のクセ


ここまで「相手」には提供できるモノにばらつきがある。そして、「1つの場所で全てを満たそうとする」と、悩みやすくなる、と説明しました。


で、「人間関係が苦手」という人に共通している思考のクセは、「相手が『自分の理想像』に合わないところを見つける」ことです。

具体的な例をみてみましょう。

まず、自分の友達の理想像が「笑いのツボが合って、趣味の話もできて、真面目な話もできる人」だとします。

そして、「Aさん」と「Bさん」という2人の友達がいたとします。

で、Aさんとは、「趣味の話は合う」けど、「笑いのツボ」が合わない
そして、Bさんとは、「笑いのツボは合う」けど、「真面目な話」ができない
としましょうか。


このとき、先ほど「うどん屋さん」の例で説明したように、相手が持ってるモノを無視して「1人の人に対して自分の友達像」を求めると、「この人は笑いのツボが合わないから友達じゃない」「この人は趣味が合わないから友達じゃない」みたいに考えてしまうわけです。

その結果、「Aさんとは趣味の話は合うけど、笑いのツボが合わない」から距離をおく。「Bさんとは笑いのツボは合うけど、真面目な話ができない」から距離をおく。

その結果、友達がいないと感じたり、人とのつながりを感じれず、孤独に感じたりするわけです。



条件型の人間関係は関係が悪化しやすい


今説明したような「理想像と合わない部分」を見つける方法は「条件型の友達」の見方なんですね。


「条件型の友達」の関係は、テストのように、「ある条件は合格していても、ここがダメ」みたい勝手に自分の中で相手を「試験」をしている感じです。


『1人』に対して、「なんでも話せて、笑いのツボがあって、趣味が合って、居心地がよくて」のように、「あれも」「これも」と「自分の友達像」を求めると。

そして、この「条件型の友達」の関係だと、先ほどの「うどん屋さんにピザを求めて怒る」という現象が起きてしまうんですね。

ようするに、「相手が持ってるもの」を求めるのではなく、「相手が持ってないもの」、こうしてほしい、ああしてほしい、と「相手に変わること」を期待している状態が生まれます。

その結果、相手の嫌なところが目につき、相手に不満を抱く。

したがって、「条件」を出発点にすれば、「なんでこうじゃないんだ!」と結果的に「相手に期待」をしてしまう。そして、「理想像 ー(ひく) 相手」で人をみてしまい、その条件を満たしていない瞬間があれば関係が悪くなりやすい、というわけです。



条件型で人と接すると相手の状態に依存しやすい

「条件型の人間関係」で相性がいい人を見つけることができたり、自分が1人でも全然平気、という人は問題はないんですが、「条件型の人間関係」だと結局、相手に期待をしてる状態なので「相手の状態」に左右されやすい、んですね。

もし、今は「同じ趣味を持っている」から、仲良くできているかもしれないけど、しばらくしたら、「趣味が変わって、もうそれ飽きた」ってこともありえるわけです。

この時、その変化に納得できるならいいですが、「これの良さがわからないなんてありえない」なんて突き放してしまうと、人間関係で悩んでしまうことになります。

つまり、「条件型の人間関係」で人と接していると、相手状態(好きなモノ、性格など)に依存しているような関係で、どちらかというと対等な関係ではない、と。



線型で人間関係を築くと不満を抱かない



じゃあ、「条件型の人間関係」ではない方法以外だとどんなのがあるかというと、「『線型』で人間関係」をみる方法です。


「線型の人間関係」は、先ほどの料理の例でいえば、「この人は、うどん」「この人は、スパゲッティ」「この人は味噌汁」のような感じで「人間関係」を見る方法です。


すなわち、「この人とはふざけあえる」 「この人とは真面目な話ができる」 「この人とは音楽の話ができる」のように、「自分と1人の相手」を線でみる感じです。


ようするに、「一人の人に求める要素」は1つにする、もしくは、その人が持っているモノに限定して、『複数の人』で、「自分の理想像」を満たせばよいのです。1人1人に「自分はこの人とこのトピックを話してて心地いい」という感覚を見つけ、複数の人を通して、自分の中の「友達像」を満たしていく方法です。


つまり、、一人の人に理想像全てを求めるのではなく、「自分の理想像」を分散させればいいわけですね。



線型の人間関係はモヤモヤが減る


線型の人間関係は「相手ありきで世界を構築する」ことになるので、イライラしにくくなるんですね。

たとえば、自分の思い通りに会話が進まなくても、「あ、この人にはこのトピックじゃないな」とわりきれるからです。

つまり、「1人」の人に全てを期待してないから、モヤモヤすることが減ると。


条件型の人間関係の見方だと、「自分の中の理想像に合うか」という視点で人をみるので、「自分の中で世界が完結してしまう」わけですが、線型の人間関係の見方だと、「相手の存在を含めて、自分の世界を作ってく」という視点で人をみるので、「相手に左右されない世界」を作りやすいわけです。


なので、「線型の人間関係」で他人をみれば、「対等な関係」を築くことができて、「相手がどんな人」でも、「あ、この人とはこれが心地いいから、この線でつながっていよう」と割り切れて、モヤモヤしづらくなります。


自分もイライラ、モヤモヤしないし、相手も心地よく会話ができるので、健康的な関係を築くことができ、お互いにとってwin-winというわけです。



まとめ


今回は、「条件型」と「線型」で人間関係を解説してみました。

もし、人間関係がうまくいかないな、と感じから、「この人と合うトピックはなんだろう?」という視点で接すると、条件ではなく、線でつながれるかもしれません。

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