今回は、「自分らしいモノ」を作りたいなら、周りの意見を無視してつくる手もある話、です。
「ルールを作る考え方」は斬新さをなくしやすい
アイディアを決めるとき、には2つの考え方があって、「みんなが納得するアイディア」と「自分が納得するアイディア」の2種類あるんですね。
たとえば、果物を買いにきたとしましょうか。
で、自分が「『りんご』と『みかん』が好き」だとします。
そして、相手が「『りんご』と『スイカ』が好き」だとします。
このとき、何を買うかとなったら、2人ともが好きな「りんご」を選ぶでしょう。
なぜなら、それが「2人の共通の部分」だからです。
つまり、「なにかを決めるとき」に「共通の部分を選べば、みんなが納得できる」わけです。
人が集まると「共通点を探って」決める
というのも、人が集まると、「できるだけみんなが納得するアイディア」を選ぼうとするんですね。
たとえば、法律はわかりやすいですが、何かを決めるときには、まず「大多数の人が利益をえれる選択」をしますよね。
少数派はとりあえずあとで、みたいな。
これは、会社の会議でもあることですが、「みんなに許可を求めるとき」は、先ほどの果物の例のように、「みんなが納得できる中間」を探ることになります。
そうじゃないと、「あの人がこういってて」「この人はこういってて」となって、収拾がつかなくなってしまうからです。
その結果、見たことある、とか、ありきたりなアイディアが選ばれるようになります。
すなわち、言い換えると、「みんなが納得するアイディア」は「ルールを作る考え方」いえます。
「らしさ」は自分が納得できるアイディアから生まれやすい
で、「自分らしさ」を出したいのであれば、「自分が納得するアイディア」をやると「らしさ」が生まれやすいんですね。
言い換えるなら、「自分が納得するアイディア」は「周りの意見を無視して、自分がやりたいことをやる」といえます。
先ほどの「果物の例」でも、みんなが納得するモノ、を作る必要がないのであれば、「自分が好きなモノ」を選べばいいわけです。
すなわち、「りんご」を選んでもいいし、「みかん」を選んでもいいし、「両方少しずつ」でもいい、と。
つまり、自分が「みんなが納得するルール作り」の環境にいるのか、「自分が納得するアイディアを出す」環境にいるのかで、「出てくるモノ」に影響があるわけです。
ようするに、みんなに受け入れられる安定したアイディアが欲しい場合は、「ルールを作る考え方」を。
斬新さや自分らしさを出したいなら、「周りの意見を無視して自分がやりたいことをやる」方がいい、ということです。
まとめ
今回は、「みんなが納得するモノを選ぶのか」「自分が納得するモノを選ぶのか」で、「出てくるものが違う」という話をしました。
そして、自分が「いいと思う!」を突きすすめば、ありきたりから離れることができるわけです。
たいてい、「納得してないこと」をすると、「だからいったのに」みたいな考え方になって、「学び」がないんですよね。
逆に、「自分が納得」していれば、失敗しても「学び」があるもので。
なので、ときには「自分の納得感」をつきつめてもいいかも。