創作活動がうつ病とうまく付き合うのに役立つんじゃないかという仮説

生きやすくなるかも
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今回は、うつは創作活動(クリエイティブなこと)をすることでうまく付き合えるかもしれない、という仮説の話をしようと思います。

 

 

うつ病はサインを発している

 

以前に、「うつはサインを発している」というTED talkを紹介しました。

 

簡単に説明すると、「うつ病や不安」は、

  • 脳や体がうまく機能していないのではなく、
  • 「あなたが狂った人間」だとか、「あなたがおかしな人間」だとかいっているのではなく、

なにかを伝えようとしている

という内容でした。

 

その「なにか?」というのは、「本当に思っていることやって!」「我慢しないで、自分のやりたいことをやってみて!」ということを伝えようとしている、というもので、
創作活動をすることで、うつ病とうまく付き合っていけるかもしれない、というのが今回の仮説の話です。

 

創作活動がいい理由

じゃあ、なんで「創作活動がいい」のか?

 

それは2つの理由があります。
1つ目は、「我慢していることを発散する」
2つ目は、「(結果的に)社会とつながりを作れる」
ということです。

 

まず、1つ目の「我慢していることを発散できる」ことから説明していきます。

 

創造することで辛さを対処する具体的な例としては、芸術家の草間彌生さんが挙げられます。

創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで (講談社選書メチエ)』という本の中で、草間彌生さんが、どのように統合失調症をコントロールしているか?という話がありました。

 

草間は、統合失調症の症状があるときには絵が描けるけれども、薬物療法でその症状をなくすと絵が描けなくなってしまうのです。なぜかというと、彼女の芸術表現は、執拗に襲ってくる精神病性の不気味なイメージから逃れるためにつくられるものだったからです。彼女はそのことを自伝のなかで次のように回想しています。

〕しばしばこれらの得体の知れない、魂の背後に見え隠れする不気味なものは、怨念にも似た執拗さをもって、私を強迫的に追いかけ廻し、長年の間、私を半狂乱の境地に陥れることになった。 これから逃れ得る唯一の方法は、その「モヤモヤ」、輝いたり、暗く深海に沈んでしまったり、私の血を騒がせたり、怒りの破壊へとけしかけるモモンガア、それらは一体なんだろうかと、紙の上に鉛筆や絵具で視覚的に再現したり、思い出しては描きとめ、コントロールすることであった。(草間 二〇一二、六八─六九頁)

-『創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで (講談社選書メチエ)

 

ようするに、草間彌生さんは、自分の中にある「モヤモヤ」を、創作活動によって、「表現すること」でコントロールしている、というわけです。

 

ここでいう、「創作活動」っていうのは、「誰かのためにするもの」ではなく、「自分のためにするもの」になります。

 

なので、「完璧にする必要」すらありませんし、どんな形でもかまいません。

絵を書くことなのか、曲を作ることなのか、文章を書くことなのか、なんでもかまわない、と。

 

ようするに、「自分の思ってること」「自分が感じてること」を表現すること自体に自分にとって意味があるんです。

 

 

つまり、「創作活動」っていうのは、
「周りにこう思われないだろうか…」「こんなこと思っちゃいけない。」「こんなこと言っちゃいけない」というリミッターを外して、
自分が思っていること、感じてることを表現することに集中する。

 

 

その結果、「自分」に向き合うことができ、
自分が我慢してたことも発散できる。

というわけです。

 

 

創作活動でつながれる可能性も作れる

 

2つ目の創作活動が有効な理由として、『結果的に』社会とつながれる、というもので、
創作活動をして、それをSNSとかに出すことで、社会とつながれる、ということです。

 

 

創作活動自体は自分がしたくてすること、
完全に自分がスッキリするために自分のためにすること、だと説明しました。

 

で、作ってポイしてもいいんですが、これをSNSに投稿すれば、
共感してくれるヒトがいたり、応援してくれるヒトとつながれるかもしれません。

 

 

これは、あくまで「結果的に」そうなるわけであって、
この「人に認めてもらうために行動する」と、認められない期間や思ってた反応がもらえない時に苦しくなってしまう可能性があるので注意が必要です。

 

あくまで、自分が思ってることを表現するだけ。
自分のためにやるのが大切になります。

 

選択肢として、それをネットに投稿する、という手段もあるというわけです。

 

まとめ

今回は、「創作活動」をすることが、うつ病とうまく付き合うのに役立つんじゃないか、という仮説をシェアしました。

 

わたし自身こうやってブログで自分の考えや学んだことをシェアさせてもらってますが、正直、自分のためにしてることなんですよね(笑)(だから、むちゃくちゃな文の時もありますが…)

 

どういうことかというと、わたしは「社会的に一般的な考え」が自分に当てはまらなくて、辛い経験をしたことや、「一般的じゃない意見や考え」を話して、自己防衛で攻撃してくるヒトにも会ってきました。

 

でも、そういったヒト達の言いたいこともわかるけど、それだけが全てじゃない、というのも事実です。

その結果、わたし自身、自分が「へぇー」と思ったことをまとめたり、「一般的にはこう考えるのが普通かもしれないけど、それが合わない人はこういう考え方をすると生きやすいかも」、ということをシェアしてます。

 

つまり、自分の分析や意見を押し殺すのではなく、文章を書くという方法で消化してるんですね。

 

もし、苦しい感情やつらい時があれば、文章でも歌でも絵でもダンスでもいいので、表現をしてみるのもよさそうかもしれません。

 

そうすると、「あ、思ったより何言ってもいいんだ」って気づけたりします。

その体験があると、生きづらさから離れるかもしれません。

 

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