どうやって多様性を実現するのか?という具体的な方法

サステイナブル
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前回、多様性の重要性を唱えることで、多様性がなくなる、という話をしました。

 

今回は、実際にどうすればいいのか?どうすれば多様性を実現できるのか?という話です。

 

どこの話なのかを明確にする

まず考えるべきなのが「どこの話なのか?」ということです。

 

ここで、ごちゃまぜになっているのが、「(個人単位の)多様性」と「(社会としての)多様性」です。

 

というのも、先ほど説明してたのは「(社会としての)多様性」です。
で、「社会として」、つまり「ヒト、という生き物としての生き残り方」においては、「多様性が重要になる」わけです。

 

 

なので、携帯会社の言語対応のように、マイノリティが生きやすい環境を整えていくことは重要になるわけです。
それが「ヒトの社会を続けていく」、つまり「ヒトが生き延びていくためになる」からです。

 

多様性はもう実現している

 

一方で、「(個人単位の)多様性」は、すでに実現しています。
というのも、「(個人単位の)多様性」とは、「個人の存在そのもの」だからです。

 

背が大きい人、小さい人
太りやすい人、痩せやすい人

などの身体的な多様性から、

 

和食が好き、洋食が好き
アクション映画が好き、ホラー映画が好き

 

などの思想の多様性は、個人の存在そのもので、すでにおきているんです。

すなわち、あなたの存在そのものが「多様性」以外のなにでもないんです。

 

社会と個人の多様性を分ける

 

「じゃあ、社会にとって多様性が重要で、自分の存在が多様性なんだから、好き勝手していいのか?」と個人の行動と社会のあり方がごちゃごちゃになると、話がまとまらなくなります。

 

ここで重要なのは、「社会として」、つまり「ヒトの生き方戦略」としての「多様性の追求」と、
「個人の欲求」を分けることです。

 

 

たとえば、「自分はモノを壊すのが好きな人だ」という人がいたとします。
で、この人が「自分の存在が多様性なんだ!」といって、他人の家を壊したり、他人の庭を破壊すれば、「独裁」になっていきます。

 

ですが、「モノを壊すのが好きな人がいる」ことは多様性ではあるので、
その可能性を残すことは重要なわけです。

 

 

すなわち、「モノを壊すのが好きな人の『存在』」は、社会にとって重要である、一方、「その人の行動」には「社会の多様性」、すなわち「他の人の存在」をなくすものがあるわけです。

 

「リンゴが好き」だからといって、「他の果物を燃やしていいこと」にはならない、ということです。

 

多様性を両立する方法

 

で、どうやって「(社会としての)多様性」と「(個人の)多様性」(=考えや好み)を両立するのか?という話になります。

 

というのも、「(社会としての)多様性」のために「(個人の)多様性」(=考えや好み)をなくすのは、結局「(社会としての)多様性」をなくすことになります。

 

そこで、「(個人の)多様性」を満たすことが重要になります。
それが、「アート」、つまり「創造すること」になります。

 

個人の多様性の方法1

先ほどの「モノを壊すのが好きな人」の例でいえば、2つ方法があります。

 

1つ目は、実際にモノを壊す、という方法です。
たとえば、家にあるお皿を割ったり、本を破ったりする行為です。

 

この方法は「自分の家の中」でおきていればいいですが、
家に壊すものがなくなって外に壊しにいっては、問題が発生するわけです。

 

個人の多様性の方法2

で、2つ目の方法になります。
それが「創造する」方法です。

 

というのも、多くの人が「欲求を発散する場」というと「現実社会」を思い浮かべてしまいます。

つまり、「モノを壊したい」という欲求を満たすには「実際にモノを壊さなければいけない」と思ってしまうものなのです。

 

実際は、「モノを壊した時に得られる感覚」を求めているのですが、そこに気づかずに「よし、モノを壊しちゃおう」となってしまうわけです。

 

 

で、この「モノを壊した時に得られる感覚」は現実世界だけではない、ということです。

 

具体的には「ゲームの中で壊す」という方法があります。
「ゲームの中」ではモノを壊しても問題になりません。
シューティングゲームやサバイバルゲームも要領は同じで、自分のしたいことをできる環境を自分で作る、という方法です。

 

すなわち、ゲームのような疑似体験によって、「(個人の)多様性」を満たすのです。

 

何をいまさら、という感じかもしれませんが、意外と「自分で環境を作ろう」という発想は忘れられがちです。
おそらく「モノを壊すゲーム」がなければ、「よし、現実世界で壊すんじゃなくて、ゲームを作って壊そう。そうすれば誰にも文句は言われない」という結論にたどりつく人は少数です。

 

まとめ

今回は「(社会の)多様性」と「(個人の)多様性」を分けて考え、

どうやって「個人と社会の多様性を両立するか?」という方法を説明しました。

 

この「創造する」という方法は、
「(社会においての)多様性」と「(個人の)多様性」をつなぐ方法になります。

 

ぜひ「自分で作ってみる」という方法を試してみてください。

 

前回の記事、多様性が重要だ、というと多様性がなくなる話

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