会議における思い描いた方向に向かうコミュニケーション

生きやすくなるかも
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前回、話が通じないのは当たり前、という話をしました。
今回は、話が通じないからデタラメに話すのではなくて、「自分のイメージを伝えやすくする工夫」、「思い描いた方向に向かうコミュニケーション」の方法をシェアします。

 

人と話すときは「絵」が重要

 

人と話すときに「伝わりやすくする方法は『同じ絵』を持たせること」がカギになります。

 

会議で「話が通じない」現象がおきるのは、「道案内」に似ています。
道に迷っている人に「行き方」を教える時って、「教える側」は「頭の中に『絵』があるわけです。
その街並みや曲がり角などの「映像」が頭の中に流れているわけですね。

 

一方、聞き手の頭の中には「”その”映像」がありません。
なので、相手が言っていることを理解するのに非常に苦労します。

 

 

「道を教えている人」は「絵本の絵」を見ながら音読しているけど、
聞いてる方は、「”その”朗読」をもとに、自分で想像しながら聞いているような感じです。

 

で、自分だけが「絵」を見ながら話しても、「相手に伝わらない状態」が完成してしまうわけですね。

 

頭にある「絵」がそれぞれ違う

 

「仕事」での会話は「内容の抽象さ」と「時間の限り」から、どうしても「早く話そう」として、「『自分が持っている』映像」だけで話してしまうものです。

 

たとえば、「コミュニケーション」というコトバを聞いて、個人が「この前読んだ本に書いてあったこと」「上司から聞いた『コミュニケーション』の意味」「自分の予測の『ミュニケーション』」を思い浮かべるわけです。

 

ようするに、「思い浮かべてる『絵』」が違うわけですね。

 

 

で、「おいしい」の感覚が一人一人違うように、
「単語の解釈」、すなわち「思い浮かべる『絵』」が一人一人違ってくる、と。
これが「文章」になると、「解釈の違いがより大きくなる」、すなわち「思い浮かべる『映像』」が違う、ということですね。

 

普段の会話でも起きている

 

この状況って会議だけじゃなくて、日常的な会話でもあり得る話なんですよ。

 

たとえば、相手が好きな「ミュージシャン」の話をしていて、自分がそのアーティストを知らないと、正直、「良さ」が伝わりずらいんですよ。

 

まさに相手の頭の中には「アーティストの曲」が流れていて、ライブでかっこよく演奏している「映像」が流れているわけですが、
聞いてる方は「曲」も「映像」も流れていません。

 

ゆえに、相手に「伝わらない」状態が生まれるわけですね。

 

 

じゃあ、どうすればいいのか、という話ですが、
「同じ絵を共有する」もしくは「相手がすでに持ってる「絵」を利用して話す」という方法です。

 

絵を共有するコミュニケーション方法

 

この「絵を共有する」、「相手がすでに持ってる「絵」を利用して話す」方法では、
「絵」を中心にコミュニケーションしよう、というものです。

 

極端にいえば、「映画を一緒に見る」感覚です。

 

 

「映画」って、みんな「同じ絵」を見ますよね。

たとえば、アクション映画なら、「バスの爆発」「カーチェイス」「人質にとられたヒロインを助ける瞬間」の「絵」によさがあります。

ホラー映画なら、「主人公の後ろにお化けがぼんやり…」「扉の奥から音がして、それを開けるまでの緊張感」の「絵」によさがあります。

 

 

話を聞いてもおもしろいかもしれませんが、「実際に観る」方が、相手が話している内容を理解できて、おもしろいわけですね。

 

つまり、「絵」が共有できると「伝わりやすくなる」わけです。

なので、「絵を共有する」、『相手が』すでに持っている絵を使う」と。

 

具体的に「絵」を共有する方法

 

では、具体的にどうやって「絵を共有する」かというと、
「データそのものを送る方法」と「相手が知っている知識をもとに派生させる方法」があります。

 

 

「データそのものを送る方法」は、
実際に「映像」「データやグラフ」、話す内容にあった「記事や文献」を送る方法です。

 

 

繰り返しになりますが、「売上」「顧客満足度」「ビジョン」「コミュニケーション」「生産性」「イノベーション」など、なんとなく言ってる意味はわかるけど、実際一人一人の頭の中の「映像」は違います。

 

 

で、「違う『映画』」を観ながら物事を決めるのは、非常に難しいわけですね。
というのも、それぞれが「『違う』アクション映画」を観てきたら、「アクションがある」という点で共通しているかもしれませんが、「細部」に違いが出てくるわけです。

 

「え?そんなシーンないよ?」

「え?そんな人出てこなかったよ?」

みたいになって、「話が噛み合わなくなる」と。
そうすると、「決定」が難しくなるわけですね。

 

したがって、まずは「同じ映画」を観て、話をしましょう、ということですね。
「同じ映像、データ」をみて、初めて同じ土俵に立てるということです。

 

相手の知識を『派生』させる方法

 

「データそのものを送る方法」は、実際に会って話すのが難しい人、会って話すまでに時間がかかる人向けです。
また、会議をする前や、疑問点を解消するのに非常に便利です。

 

しかし、データを確認するのは、時間がかかります。
なので、時間がない時のコミュニケーションでは、「相手の「絵」を利用して話す方法」、つまり「相手が知っている知識を派生させる方法」が必要になります。

 

まぁ、簡単にいうと「たとえ話」なんですが、
「たとえ話」も「相手が知っている内容なのか?」は重要な要素です。

 

それこそ、「野球を知らない人」に「ゲッツー」のたとえをしてもわからないわけです。
なので、相手が「なにを知っているか?」「なにを経験してきたか?」という今までの知識を利用して、自分の考えを伝える必要が出てきます。

 

たとえば、「笑った」より、「www」が付いている「笑ったwww」の方が、「笑っている」のがわかります。

これは、「人の笑顔」という「経験」、すなわち「笑った顔」や「笑い声」が頭にあるわけです。

 

これを利用することで伝わりやすくするわけです。

 

具体性より「絵」が思い浮かぶか

 

話すときも、「相手がすでに知っている知識を派生させて話す」と伝わりやすいです。

 

たとえば、「ラーメン」は知らないけど、「うどん」を食べたことがある人には、
「ラーメンはうどんより細い」と説明したりできます。

 

つまり、「ラーメンは黄色っぽくて、0.5mmくらいの太さで…」と説明しても「絵」は浮かばないわけです。

 

なので、「相手が知っているもの」、つまり「絵」から『派生させること』が重要になります。

 

まとめ

今回は、「思い描いた方向に向かうコミュニケーションの工夫」を紹介しました。

 

そもそも「育った地域」や「出身の大学/学部」が違うだけでも、「頭の中の絵」が違います。
これは、一人一人の頭の中に経験に基づいた「映画」が流れていて、個人はそれをもとに話しています。

 

なので、「違う映画」の中で、「どれだけ同じ絵をもてるか?」「どれだけ共通の部分を探すか?」が伝わりやすさにつながります。

 

前回の記事:話が通じると思って話すと、人生無理ゲーになる話

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