物事を続けるには、やることが楽しい環境を作ることが重要な話

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今回は、「物事を続けるには、やることが楽しい環境を作ることが重要」という話をします。

ヒトは「意味が感じられない状態」に耐えられない

そもそも、ヒトは「意味の感じられない状態に耐えられない生き物」なんですね。

たとえば、以下のような例があります。

19世紀ロシアの文豪、ドストエフスキー(*3)は、自身の収監体験をもとにして書いた『死の家の記憶』において、たとえば「バケツの水を他のバケツに移し、終わったらまた元のバケツに戻す」といった「まったく意味を感じることのできない仕事」こそが「最も過酷な強制労働」であり、これを何日もやらされた人間は発狂してしまう、と書き残しています。

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バケツの水を、違うバケツに移し、それを繰り返す…

想像するだけでつまらなさそうですね…

ここからわかるのは、ヒトにとって「意味を感じれない行動は苦痛である」ということです。

「目標達成の楽しみ」と「やってること自体が楽しい楽しみ」

バケツの水の例からわかるのは、「楽しみ」は2種類ある、ということです。

1つは「(未来に)達成する楽しみ」と、

もう1つは、「(現在)今していること自体を楽しむ楽しみ」があるんですね。

バケツの水の例でいえば、「バケツの水を移す」という作業感、「水を移したからといってなんの変化もない」という、2つの要素がヒトを苦しめていたわけです。

つまり、「やってても楽しくない」し、最終的に「変化」がないものは、「苦痛」になってしまい、精神的ダメージが大きいので、結果、続けるのが難しくなる、と。

目標を立てればいい、というわけではない

で、多くの人が「物事が続かない」という時に勘違いしてるのが、「目標を立てればオッケー」だと思ってることなんですね。

これを説明するのに、子どもにゲームをやめさせる方法のツイートがあったので紹介します。

「目標設定」、「進捗管理」、「進捗に合わせた改善案」、「やり方の指導」

本来ならすごくやる気が出るやり方だと思ってしまいそうですが、このやり方をすると自然と子どもはゲームをやめてしまうわけです。

なぜ子どもがゲームをやめてしまうかというと、先ほども説明したように、楽しみには2種類あって、「やってること自体の楽しみがなくなっている」からなんですね。

つまり、目標を立てる方法には「やってること自体の楽しみ」がなくなりやすい、ともいえます。

ゲームがつまらなくなる「レベル上げ」

この「達成する(という未来の)楽しみ」を目指すやり方というのを言い換えれば、「達成するまで楽しみが得られない」という風にもいえます。

なぜかというと、(未来に)達成する楽しみは、

「達成」=「成功」
「達成してない」=「失敗」

っていう2択に変わってしまいやすいんですね。

その結果、「達成しなくちゃいけない」「達成することでしか楽しみを得られない」っていうプレッシャーにヒトは耐えきれなくなって、その環境から抜け出すために、「辞める」「諦める」「挫折する」という道を選びやすくなります。

たとえば、「ゲームのレベル上げ」を例にしてみましょう。

RPGゲームの「ドラクエ」とか「ポケモン」って『レベル』がありますよね。

レベルが上がれば、能力が上がり、新しい技を覚えることができる。

じゃあ、なんで「レベルをあげるか?」といわれれば、「敵を倒すため」だったり、「ジムでバッチをゲットするため」だったりするわけです。

だから、「目標(未来に得られる楽しみ)を設定」し、「(未来に)敵を倒す」「(未来に)ジムでバッチを手に入れる」という楽しみのために行動するわけです。

しかし、「敵を倒すこと」「バッチを手に入れること」のような「未来の目標」は、「達成するまで意味をなさない」ようになってしまいます。

攻略本を手に入れたあとの作業感

「達成する楽しさ」と「やってること自体が楽しい」の関係性は、攻略本でもたとえれます。

攻略本は達成する楽しみを確実に手に入れれる快感があるわけです。

「自分はなんでも知ってるんだぞ」という優越感と、「クリアする」という達成感ですね。

ですが、攻略本をみた瞬間楽しくなくなる人もいると思います。それは、ゲームをやることが「作業になってしまう」からなんですね。

これは「ネタバレしてる映画をみる」のにも似ています。

サスペンスとかで、犯人が誰かわかってる、手口が全部わかってる状態で映画をみると、つまらないですよね。

「え?何が起きたの?」とか「そんな展開が!」みたいに、「予想を裏切られる」のが楽しいわけで。

目標をたてても過程を楽しめればいい(世界観の例)

ただ「目標達成の楽しみ」にも例外があって、「達成までの過程を楽しめる」なら楽しむことができればいいんですね。

たとえば、「犯人が誰かわかってる映画」であっても、「その結論に至るまでの過程」は楽しむことができます。

その「過程」っていうのは、その「世界観を楽しむ」と言い換えることもできます。その映画に出てくる登場人物の掛け合いや、時代背景などは、「その作品」でしか出せませんからね。

つまり、達成することの楽しみはあれど、「やってること自体」「過程」「世界観」を楽しんだ方が、圧倒的に楽しい時間が長いわけです。

これが「習慣化に失敗する理由」、なぜヒトは「続けられずに挫折する」のか?の理由になるわけですね。

やってることが楽しい、ということは、それだけ「意味」を感じれることでもありますから。

まとめ

今回は、物事を続ける「楽しみ」について説明しました。

「やりたくない…」という感情があれば、「やってること自体が楽しい」という状態に持ってけると、続けられるようになるかもです。

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