人が幸せになることを本気で考えると売り上げが上がる話

サステイナブル
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今回は、「人が幸せになるように努力すれば、売り上げが上がるよ」ということです。

 

人が「アイディア」や「考え方」を買う時代

 

今の時代は、「会社の考え方」を買う時代になってきています。

持続可能な資本主義――100年後も生き残る会社の「八方よし」の経営哲学 (ディスカヴァー携書)』では、以下のように説明しています。

 

あらゆるモノとサービスが飽和した産業では、価格で差をつけることがとても難しい。その結果、もはや「値段が同じだったら、あの企業のモノにしておこうかな」という共感や応援でしかモノが売れなくなりつつあります。人材の面でも、給料が同じふたつの企業があるなら、より共感を集める企業の方が優秀な人を獲得できるのは間違いありません。商品も企業も、共感で選ばれる時代になってきているのです。

ー『持続可能な資本主義――100年後も生き残る会社の「八方よし」の経営哲学

 

ここから言えるのは、どこにいっても同じようなもの、同じような質と同じような値段で、モノが手に入る時代になったということであり

人が「モノを売っている人が『何を考えているか』」でモノを選ぶようになってきた、ということです。

 

 

たとえば、仕事を探している人は、ブラック企業を避ける傾向がどんどん強くなっています。

企業説明会でも、「どれだけ残業があるか」や「有休の消化率」は、確認する人がほとんどです。

 

というのも、どの会社で働こうと、給料が100万円とか劇的に変わることがない、ことや、
「給料が高くても体を壊したり、死んでしまっては意味がない」という考えが普及してきたからです。

 

コンビニに違いはない

 

また、コンビニを想像してもらえればわかりやすいですが、
正直、どこのコンビニに行っても同じですよね(笑)

 

「わたしはここのコンビニしか行かない!」という人は見たことがありませんし、
そこにこだわりはないはずです。

 

ファストフードや居酒屋も同じようなものです。

どこに行っても、同じようなメニューが同じような値段で提供される。
つまり、「どこに行っても変わらない」状況なのです。

 

で、このように「値段が圧倒的に安い」とか「この商品は圧倒的に使いやすい」のような「違い」が小さくなると、「この会社が何を考えているか」という「思考のプロセス」が重視されるようになります

 

歴史に学ぶ「人が動く瞬間」

 

というのも、歴史的にみて、人は「悪事」を許さない生き物、なんですね。
社会を変えるには (講談社現代新書)』では、運動がどのような時に起きるのか、を説明しています。

 

歴史的な農民蜂起や食糧暴動などを研究すると、必ずしも飢饉や貧窮があれば運動がおきるとは限らない、ということかまわかってきました。食うに困ったからといって、それだけで運動がおきるわけではない。ところが、一部の商人による不当な買い占めのために値上がりして子どもが死んだということになると、蜂起がおきたりします。

ー『社会を変えるには

 

つまり、自分自身がお金がない状態にいたとしても、何か政府に投げかけるとか、そいういった行動には移さない

だけど、「誰かが傷ついた」「誰かが(不条理で)死んだ」となると、「許さない!」となって、問題の根源に投げかけたり、なにか具体的な変化を起こそうとするのです。

 

 

で、今の時代は会社に関係なく「嘘」や「悪事」がSNSでバレる時代です。

 

たとえば、過労死、Me too運動は、人をないがしろにしたり、人を傷つけた「悪事」がバレて、人が動いた例ですし、
お店もぼったくりをしようとしたら、レビューに書かれてバレてしまいます。

 

つまり、人は「悪事」が嫌いで、そこに対しては行動をとる。
したがって、「同じ質、同じ価格の時代」において、「嘘」や「悪事」というのは「長期的に」見れば「損でしかない」わけですね。

 

自分が買う場所を選べる時代

 

お金が中心の世の中、つまり資本主義、においては、「売り上げ」があれば「企業は生き残ること」ができます。

 

つまり、「買うこと」は「投票」の感覚に近いわけです。

「この会社に成長してほしい!」と思えば、その会社で買い物をする、というわけですね。

 

で、昔は”しょうがなく”好きでもない会社で買い物をしていたかもしれませんが、通販と車のおかげで「買う場所」を選べるようになり、
「どこで買うか」「どの考え方が好きか」という理由でモノを選ぶことができるようになりました。

 

この時代においては、「ブラック企業がなくなればいいのに」と思うなら、「ブラック企業で買わない」という選択があります。

 

で、

  • 「どうせ値段が同じなら、どうせ同じような質なら、この人のところで買おう」
  • 「どこに行っても自分が満たしたい欲求が満たせるから、どうせなら『特別な何か』、つまり『誰かのため』になる場所に行こう」

という発想になっているのです。

 

で、最初にいったように「人が幸せになるように努力していれば、選ばれる時代」になってきているのです。

 

まとめ

今回は、「考え方」が「売り上げにつながる」という話をしました。

 

本気で「人が幸せになるには」を考えれる企業が成長していける時代になっています。

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