「現実」を他者と認識すると自分の価値観に気づきやすくなる話

生きやすくなるかも
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今回の記事では、「現実」を他者と認識すると自分の価値観に気づきやすくなる話をシェアします。



現実を他者だと認識するという方法

「やりたいことがわからない」と悩むことってありますよね。
自分って本当は何がしたいんだろうか?みたいな感じです。


そういう場合、「現実」を他者だと認識することで、自分の価値観に気づきやすくなると思います。



本来自分のやりたいことはある


「現実をみろ!」って言葉がありますよね。

「将来なにになりたいの?」って聞いてくるくせに、「Youtuber」とか「ミュージシャン」みたいなこというと、「いつまでも夢をみないで、働きなさい!」「現実をみなさい!」と言われるわけです。


つまり、本来は「自分がやりたいこと」があるんですが、自分の考えにフタをしてるんですね。

「あ、わたしには無理なんだ」「そんなこといっちゃいけないんだ」「こんなことをこの年齢で考えちゃいけない」という感じです。

そして、無意識に「自分のやりたいこと」を自分の選択肢から消すことで、「やりたいことがわからない」となるわけです。



「現実」を自分の考え方だと思うとわからなくなる

じゃあ、なんで「自分のやりたいこと」である自分の価値観を選択肢から消してしまうかというと、「一般的な現実」を自分の価値観だと思い込んでいるからなんですね。


つまり、「現実をみろ」っていう「現実ってそもそもなんなんだ?」ってことを理解できると、「あ、周りのいう現実っていうのは、自分の価値観と同じじゃないんだ」、と気づけるわけです。

で、その「現実」ってなんなのかっていうと、坂口恭平さんは『現実脱出論 (講談社現代新書)』にて、”大人”のいう「現実」を以下のように説明しています。

父の言葉をもとに判断するに、現実とは「会社に入ること」と同じ意味のようだ。給料をもらうことが現実という世界のボーナスポイントになっているらしい。それにより、「才能がない人間でも、子どもを三人も養うことができる。

現実脱出論 (講談社現代新書)



すなわち、世間一般でいう「現実をみろ!」でいう「現実」とは「会社で働くこと」ということです。

つまり、「スーツをきて、履歴書を書いて、誰かのもとで働け。」

「『フリーランス』『ミュージシャン』『作家』『Youtuber』など、よくわからない不安定な仕事をするな。会社で働きなさい。」っていうのが社会が求める「現実」なわけです。

そして、この世間一般の「現実」を自分の価値観だと思い込んでいると、「(自分のやりたいことを捨てて)会社に努めなきゃいけない。」と信じて、「自分のやりたいことってなんだ?」となってしまうわけです。



「現実」とは「他者」であるという考え方

ここまで、世間一般のいう「現実」とは、「会社に入ること」であり、それを自分の価値観だと思い込んでしまうことで、会社に入ること以外の選択肢を消してしまう、と説明しました。


じゃあ、「本当の現実ってなんなのか?」ってことになります。

会社に入って、自分の意志を捨てることなのか?

「本当の現実」に関して、『現実脱出論 (講談社現代新書)』で、坂口恭平さんは「現実」とは一人の「他者」として認識する考え方を提案してるんですね。

現実とは、人間と一体化した剥がすことのできない世界なのではなく、「現実さん」もまた一人の「思考する他者」であると受け入れつつ、切り離したいのだ。

現実脱出論 (講談社現代新書)


すなわち、感覚で感じれる「現実」とは一人の「他者」であり、自分とは「別の存在」である、と。

ようするに、暖かいとか、うるさいとか、見たり聞いたり「感覚で理解している『現実』」は「自分」ではなく、「現実さん」という一人の別の存在、というわけです。



思考という空間は現実が入ってこれない

じゃあ、自分とはなんなのか?ってなりますよね。


「自分」に関して、『現実脱出論 (講談社現代新書)』では、「思考」だと説明されています。

思考とは「考える」という行為ではなく、もともとそれぞれの人が持っている「現実と対置された空間」のことではないか。

現実脱出論 (講談社現代新書)



すなわち、「思考」とは、自分だけの空間。その空間が「自分」であり、現実が入ってこれない空間である、と。

自分っていうのは「思考」という空間のことであり、そして、それが「自分の価値観」、なわけです。



違う考えを持っていてもいいと納得できる

このように「現実を一人の他者」として捉え、自分の空間を認識すると、「現実で求められてること」と「自分の価値観」を客観的に捉えることができるんですね。


たとえば、「現実」は「会社に入ること」を求めてくるけど、自分の価値観(=思考)は「ミュージシャンになりたい」と考えてる、と分けて考えることができます。

つまり、「現実」に求められてることとは、自分は違うことを考えてるだけなんだ、と認識できるわけです。

こう考えると、「現実(=他者)」が求めてることが絶対じゃない。

そして、「現実(=他者)」の考えはわかった。

けど、自分は自分のやりたいこと(=自分の価値観=思考)をもとに生きていこう、と納得できて、自分らしく生きることが可能になる
わけですね。



まとめ

今回は、「現実」を「他者」ととらえ、「自分の価値観」に注目するという方法を紹介しました。


人生が辛い時や、うまくいかないと感じてる時は、「現実(=他者)」の考えが絶対だと思い込んでることがあるんですよね。

しかし、あくまで「現実」は他者であり、別の存在。

なので、「自分の価値観(=思考)」をもとに、「現実(=他者)と接する。

そうすれば、「現実(=他者)」とうまく共存できるようになるかもしれません。

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