人が死を魅力的に感じる理由と辛さから解放される方法

つくりやすくなる
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今回は「人が死を魅力的に感じる理由と辛さから解放される方法」についての個人的な分析と自分にしっくりきてる考え方をお話しします。



今の苦しみから解放される方法と考えてしまう

人が「死にたい」と考えるときは、「人生が2択」になってると思うんですね。

それが、「今の苦しみを背負って、生き続ける」か「死んで苦しみから解放されるか」の2択で。

すなわち、生きることは苦しみであり、死は「今の苦しみから解放される方法」と考えているわけですね。

死んでしまえば、今の嫌なことを終わらせれる。死んでしまえば、今の辛さから逃れれる、と。


つまり、苦しくて、辛いときほど、生きる辛さと比べて、死ぬことがより合理的な選択に感じちゃうわけです。



唯一わかっている未来が「死」

じゃあ、なんで「死」っていう選択肢が出てくるかというと、死ぬことは人間にとって「唯一わかっている未来」だからだと思うんですね。

どの状態を「死とするか」はさておき、どんなにすごい人も必ずいつか「息が止まり、脳が停止する」じゃないですか。

すなわち、人は誕生した瞬間から「死ぬこと」だけは決まってる。


で、以前に『就活で自殺が発生する理由』という記事で、昔に比べて、生き方が自由になって「このままでいいのか?」「生きる意味ってなんだ?」っていう不安が生まれた、と説明したんですが、その「生きる不安」を避けるのに死という選択をしてしまうパターンもある、と。

というのも、正解がわからない状況に長くいると、「意味」を考えちゃうんですね。

たとえば、学校でつまらない授業や難しい問題を受けてると、「こんなことしてなんの意味があるんだ?」って考えるじゃないですか。

すなわち、人生が苦痛なときほど、「生きる意味」を考えてしまうわけです。

そして、正解がわからないからこそ、唯一わかってる未来である「死」が解決策だと思ってしまう

その結果、「どうせ死ぬなら、今生きてても苦しいし、生きてても意味ない」っていう考えになってるのかな、と。



社会から求められてることと自分の性質で辛さが生まれる

ここまで、「人生が2択」になってるときに、生きる苦しみ、生きる不安から解放される方法として「死」がある。その結果、死を魅力的に感じてしまう、と説明しました。


で、そもそも「生きるのが苦しい」と感じるのは、「社会に求められてることと自分のやりたいことが一致しない」から苦しく感じるわけです。

言い換えるなら、「自分の性質」を無視して「社会の模範解答」に寄せにいくことで苦しみが生まれる、ともいえます。


たとえば、社会で「泳げること」が求められてる、としましょうか。

でも、もし自分が水が怖かったら「泳ぐのは辛い」ですよね。
顔を水につけることを想像するだけで苦しくなるかもしれません。

じゃあ、この人にとって辛くない状況は「水に関わらないようにする」ことで。

それと同じように、自分が同じ仕事を長く続けるのが苦手なのに、「3年間は働かなきゃ」みたいに考えると辛くなるわけです。


先ほど、「どうせ死ぬなら、生きてても意味ない」って考えちゃう話をしましたが、これって「どうせ死ぬなら、好きなように生きればいい」って考えることもできるじゃないですか。

つまり、法律の範囲内なら「自分が生きたいように生きればいい」わけです。


でも、「こうしたい。でも、〇〇しなくちゃ。」という「社会から求められてる〇〇」に応えなきゃ、っていう「社会の模範解答」があって。だけど「自分の性質的に〇〇ができないと、苦しい。」となっちゃったりして。


ようするに、「自分の性質に合わない誰かの模範解答」に「合わせなきゃいけない」と考えると、どんどん辛く、苦しくなるわけです。



辛さから解放される方法

ここまで、自分の性質を無視して「社会の模範解答」に合わせにいくと「辛さ」が生まれる。その結果、「人生が2択」になって、生きる苦しみ、生きる不安から解放される方法として「死」を選択しやすくなる、と説明しました。


では、「どうやって辛さから解放されるか?」なんですが、わたしがやってきた中でしっくりきた2つを紹介します。

1つ目が「自分の中の価値観を統一する方法」
2つ目が「社会から求められてること」と「自分の思考」を分けて、「自分の思考」をもとに生きる

という方法です。


順番に説明していきますね。


自分の中の価値観を統一する方法

「社会から求められてること」と「自分がやりたいこと」のズレの解決策として、中村あやえもんさんの「変わらない現状」を変える方法という本で紹介されていた「自我を統一する」という方法があります。

以前に『不安の根源は「時間の概念」』という記事で、「時間」という「誰かがつくった価値観」を「自分の価値観」だと勘違いしてしまうことで、不安が生まれる話をしたことがあります。


詳しくは記事を読んでもらえればいいですが、簡単に説明すると、「卒業したら働かなきゃいけない」などの「他人の価値観」と「遊びたい」みたいな「本当の自分の価値観」とぶつかって、「どうすればいいんだ」「どれが本当の自分なんだ?」という不安が生まれる、と。

すなわち、「社会から求められてること」と「自分の価値観」にズレがあるわけです。

これの解決策の1つとして、「〇〇したいのも自分。〇〇しなくちゃいけないと考えてるのも自分」と考えて、複数の自分を認めることで「自我を統一する」という方法がある、と。



「思考」をもとに「現実」とともに生きていく

もう1つの方法として、坂口恭平さんの『現実脱出論 (講談社現代新書)』で説明されていた「現実」と「自分の思考」を分けて考える方法があるんですね。

(詳しくは「こちらの記事」で説明しています。)

簡単に説明すると、ここでいう「現実」は、「卒業したら働くべき」みたいな「べき論」を含んだ「社会」だけじゃなくて、「自分の五感」も含むんですね。

たとえば、「暖かい」とか「うるさい」とか見たり、聞いたり、触ったり「感覚で理解できる世界」も「現実」だと。
で、その「現実」を「1人の他者」として扱って、受け入れる。


そして、その「現実」と対置した場所として「思考」がある。

「思考」っていうのは、「自分だけの空間」で、その空間は「現実」が唯一入ってこれない、と。

つまり、「思考」という自分をもとに、「現実」という他者と生きていく。
その中で「現実」に理解されない自分の「思考」があってもいい。

重要なのが、「自分の空間」である「思考」をもとに行動して、「社会から求められてること」「感覚で理解できること」を1人の他者として扱って、存在を受け入れながら、一緒に生きてく感じですね。



死にたいときは「コトバ」が見つかってない

坂口恭平さんが死にたくなった人が電話できるように「いのっちの電話」というのをやってるんですが、そこでこんなことを問いかけることがあるらしいんですね。

「(中略)「死にたい」と言われても、その言葉をそのまま受け入れるんじゃなくて、「死にたい」という言葉が本当にあなたが感じている感情を言い当てているかを一緒に考えたくなっちゃう。口に出した「感情」っていうのは既成の言語で作り上げてるものでしかない。それは色と同じだから。(中略)「今、言葉にならないんでしょ?死にたいんですか、ほんとに?言葉にならないんじゃないんですか?」(中略)「言葉にならないのを言葉にしようとしないんですか?してみませんか?」って問いかける、ずーと。」

まとまらない人 坂口恭平が語る坂口恭平

わたしも躁鬱病を持っていて(持っているというのが正しいかわかりませんが)、「死にたい」ってなるときは、基本これな気がします。

ようするに、「思考」の中で「モヤモヤ」したものがある。
だけど、それを言い表すコトバが「現実」で見つかってない。


で、自分が知ってるコトバで近いのが「死にたい」なんだけど、正確には「死にたい」じゃなかったりする。


それは「もっと自由に生きたい」かもしれないし「うにゃかまにゃばら」みたいにわけわかんないコトバかもしれない。

この「コトバが見つかってない状態」ってのは辛いんだけど、それを「コトバにしようとしてみる」と少しだけ楽になったりするんですね。


で、コトバじゃなくても「表現」って形をとるのもありなわけです。

自分の考えを文章にまとめてみる、曲を作ってみる、動画を撮ってみる、絵を描いてみる、いろんな方法で「モヤモヤ」を表現してみる。

その際に、「こんなこと言ってもいいんだろうか?」なんて気にしなくてよくて、とにかく「モヤモヤ」を現実に出してみる。

そうすると少し楽になったりして。



まとめ

今回は、死にたいと思うってしまう理由と辛さから解放される方法を紹介しました。

あくまでわたしにあったやり方の紹介だったので、みなさんに当てはまるかはわかりませんが、わたしは「どうせ死ぬなら、自分が思うことを好きなだけいって死のう」と思っています。

そうやって「自分の思考を出すこと」をすると心が楽になることが多いのでシェアさせていただきました。

お役にたてば幸いです〜


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